同じ洋菓子に見えるのに名前が…
愛知県のご当地スイーツといえば定番の「ういろう」や「千なり」、“コメダ”のシロノワールなどが全国的に知られている。
しかし“四角いスポンジの中に生クリームが入った洋菓子”も、実は愛知県民にとっては馴染み深いものだ…。
この洋菓子の名前を愛知県民に様々な場所で聞いてみると…?
女性:
「アントルメです」
男性:
「ファンシー!」
別の女性:
「ポワロン?」
さらに別の女性:
「パリジャン!」
なぜか答えがバラバラ…しかも、味やサイズなども各地で独自の進化を遂げていたことがわかった。
※中略
そこで、ご当地グルメに詳しい人に聞いてみることにした。
名古屋めし専門料理研究家SWindさん:
このお菓子、懐かしいですね。私の中ではこれ”ファンシー”なんですけども…結構名前が色々あります。“ピレーネ”とか“チロリヤン”とか“ポワロン”とか“ステラ”とか。あと“パリジャン”…
なんと名古屋だけでも少なくとも6店舗。愛知県内に広げると10店舗以上と広く分布していることが判明。形はそっくり、
でも名前は本当にバラバラなのは一体なぜか?
名古屋めし専門料理研究家SWindさん:
店の名前がそのままついているケースが多いです。
どのお店も相当な思い入れをこの商品に持っているみたいで…。大体これを扱っているところは看板商品だったりする。
シンプルで“ごまかし”がきかないので、本当に腕を問われます。それもあってそれぞれのお店が、自分のお店の名前を冠した思い入れのある名前を付けたのではないかな。もしくは自分たちの思い入れのある名前を付けたのではないかなと。パリジャンが元祖らしいです。蟹江のお店らしいんですけど…」
今度は、その蟹江町の「パリジャン」へ。店内のショーケースにはお店の名前と同じ「パリジャン」があった。
パリジャン・松田和也さん:
「実を言うと、これを考えたのがうちの父なんです。父は今はなくなってしまった一宮のボンボヌールで工場長をしていて、その時に開発したお菓子です」
松田さんによると先代の社長の孝さんが、愛知県の一宮市にあった「ボンボヌール」で働いていた時に考案したのがこの形のお菓子の原型だという。
仲間や弟子たちが独立する際に作り方を教え、それぞれが自由に商品名を付けていったようだ。
しかし、売れている商品を他の人にも教えた理由は…。
松田さん:
「こういうモノを広めたかったんじゃないですか。そういう父だったので。業界が良くなればっていう意味でやったのではないかなと」
一人の菓子職人の想いによって愛知県内に広がり、それぞれのお店で店名を冠されるようにもなったこの洋菓子。
愛知の洋菓子文化を支える貴重な存在だったことだけではなく、そこには愛知のモノづくり文化の精神が凝縮されていたことにも気づかされた。
※画像と全文はソースからご覧ください
https://www.fnn.jp/posts/00044800HDK/201905311345_THK_HDK
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
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