2月まで平年比3割安と低迷していたハクサイは、家庭消費の急増で3月下旬には平年を上回り、4月中旬以降、高騰している。卸売会社は「免疫力を高める効果を期待してか、漬物の中でもキムチの注目が高く、各社が一斉に調達に動いている」と話す。
大手漬物メーカーは「漬物全体の売れ行きは前年比で1、2割伸びている」と話す。通常、4月は主力品目はキュウリやキャベツに移るが「キムチ人気が顕著で、ハクサイは産地との契約分だけで賄えず、市場に頼るしかない」状況だ。
主産地の端境期と重なり、需給は逼迫(ひっぱく)する。JA全農いばらきによると、週前半までの1週間の出荷は前年の6割程度。「前の作型が暖冬による生育前進で減るのが早く、次の作型も中旬の冷え込みで生育が若干鈍い」(園芸課)という。後続の夏秋産地が出回り始めるのは来月以降で、市場関係者は月内は高値を見込む。
ヨーグルト 納豆も人気
需要の高まりは、他の発酵食品にも広がる。ヨーグルトは全国一斉休校が始まった2月末以降、販売数量が前年を大きく上回る。特にドリンクタイプと大容量タイプが好調だ。
調査会社・インテージによると、簡便に摂取できるドリンクタイプは3月上旬以降、前年比10%以上増える。緊急事態宣言後は同20%前後の大幅増だ。家庭で分け合える大容量タイプも4月以降、同10~20%の伸長が続く。Jミルクは「機能性ヨーグルトを中心に、免疫力向上への期待や、外出自粛などの影響で家庭需要が高まった」と分析する。
納豆も2月末以降、内食の動きが進んだため、販売数量は前年比約10%増。健康機能性に加え、「安さと簡便性、子どもが調理しないで食べられる安全性などで人気」(全国納豆協同組合連合会)。ただ、現在メーカーの製造能力は限界に達しており、スーパーの棚には欠品が相次ぐことから、同会は「冷静な購買行動を」と呼び掛ける。
日本農業新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/27f4d65215b8c85bd98cf0b819539051d1430b15
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
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