本紙中年記者も先日、都心にある中華系ファミレスで面食らった。
平日の午後、客がまばらな時間に入店したら、奥から「お好きな席にどうぞ」と店員の声。テーブルに置かれたタブレットで注文し、運んできたのは配膳ロボット。会計はセルフレジ。
店を出る際に背後から「ありがとうございました」と人間の声は聞こえてきたが、店員と“対面”することは一度もなかった。
別のファミレス店長がこう明かす。
「“ロボット化”という流れに、高齢のお客さんはついていけていない。セルフの注文も会計もやり方が分からず、長い時間をかけて試行錯誤した末に、結局、店員を呼ぶので、
こちらとしてはむしろ時間を取られるというか、回転率も下がる。居心地が悪いせいか、だんだん常連だった高齢客の足が遠のいている感じもします。それでもし、
売り上げに影響が出たら本末転倒ですよね」
1月に発表されたDFA Robotics社の「飲食業界の“円安・物価高騰”による影響の実態調査レポート」(店舗責任者100人対象)によると、配膳ロボットの導入に興味があると
回答したのはまだ27.1%と4人に1人で、そのうち8割以上が「人手不足を補えそうだから」を理由に挙げている。
生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏は「飲食業界が人手不足とコストカットで効率化を図らざるを得ないのは分かりますが……」と前置きしてこう続ける。
「高齢者は抑揚のない機械の音声が聞き取りづらいそうです。配膳ロボットが近づいてきても気づかず、ぶつかってしまったり。不満を感じている高齢者が対面販売の
ハンバーガーチェーンに流れているという話も耳にします。人間ならゆっくり大きな声で話してくれますし、一瞬でも店員との会話を楽しみにしている独居老人もいる。
効率化を図りすぎて“客離れ”が起きたら、確かに本末転倒でしょう」
効率化が迷惑動画の遠因だとしたら、スシローじゃないが、株価にも影響を与える。子供は配膳ロボットに大喜びかもしれないが、定着にはもう少し時間がかかるか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d04918d10fbcef9f759fe0db506d98c314a9747
続きを読む
Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
コメント