科学者達は、船舶の水中の騒音によって英国のムール貝の数の減少が引き起こされる可能性があると示唆している。
軟体動物には耳がないにもかかわらず、彼らは変化する音量レベルを聞き分ける事ができるという事が発見された。
エジンバラのネーピア大学とヘリオットワット大学の海洋科学者達は、これは生物にとって「直ちに危険」という訳ではないが、その成長には影響を与える可能性があると述べた。
これまでの研究では、騒音がクジラやイルカなどの大型の海洋生物にとってどのように影響するかが調べられている。
科学者達は、エジンバラ郊外にあるマッセルバラの海岸からムール貝を集め、アイマス近くのセント・アッブズマリンステーション内の実験室で、ムール貝の騒音に対する反応をテストした。
エジンバラネイピア大学の海洋局の研究責任者、カレン・ディール氏は次のように述べた。「ヨーロッパイガイ(ムール貝)は英国ではとても重要な生き物です。商業的な価値があり、サンゴの成長に不可欠な生態学的役割を果たし、水質をきれいに保つためのフィルターでもあります。」
「ムール貝には耳がありませんが、彼らのいる環境下の音量の変化を感知できます。」
「私達は船舶のモーターの音を録音し、制御下にある被験体のムール貝に聞かせ、彼らの生物化学的、そして行動の変化をじっくり観察しました。
「DNAの健全性の上で、海洋生物の種の中で初めてこのムール貝が騒音による変化を示したことを検出しました。これはストレスが原因である事を示しています。」
同じくエジンバラネイピア大学のマット ウェール氏は、騒音にさらされていたムール貝の酸素消費量が12%少なくなった方法と、それによりエネルギー使用量が増え、成長が遅くなる可能性を語った。
「ろ過率、または藻の消費量は80%以上減少し、弁の開口が60%増加。これは、ムール貝が捕食者に対し、脆弱となる時間が多くなるという事を意味します。」
ヘリオットワット大学の研究チームのマーク ハートル氏は、
「ムール貝が騒音に晒される可能性のある地域で、ムール貝が広く分布図している事を考えると、騒音の影響というのはムール貝にとって致命的なものではなく、直ちに危険という訳ではないようです。」と述べた。
また、チームはノルウェーのロブスター、イカ、在来種のカキが水中の騒音にどう反応するかについても調べている。
※全文はリンク先へ
・Mussels stressed by underwater noise from ships
https://www.bbc.com/news/uk-scotland-edinburgh-east-fife-48908656
10:42 BST 08 Jul 2019 Daily Mail
https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-7222873/Mussels-stressed-sea-noise-research-suggests.html
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
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