カスタマイズ可能な「メタサーフェス」と呼ばれる超薄型光学フィルムを組み込んだコンタクトレンズを装着することで、色補正色覚を補正してくれるそうだ。
■ コンタクトレンズなら常に装着可能
「このコンタクトレンズは、ニーズに合わせて、コンパクトかつ丈夫な手段で色覚障碍に対応しています」と、このレンズを開発したイスラエル、テルアビブ大学のシャロン・カレポフ氏は話す。
色覚障碍の中でも、最も一般的とされる2型色覚(緑色弱)の人は、緑を感じる「錐体視細胞」がきちんと機能しておらず、そのために赤、オレンジ、黄色、緑といったわずかな色の違いを区別することが苦手だ。
こうした色覚の異常を補正してくれる色覚補正メガネはすでに市販されている。だが、サングラスのようにレンズが黒っぽいため、どうしても目立ってしまう。また、持ち運びも面倒という問題があった。
だがコンタクトレンズタイプなら、常に装着が可能となる。
■ 自然界に存在しない反射特性を実現した表面
そこで注目されたのがメタサーフェスだ。これは自然界には存在しない反射特性を人工的に実現した極薄の表面で、そこを通過した光が特定の光学特性を発揮するよう調整することができる。
普通のメタサーフェスは平らにしか作られないが、カレポフ氏らは、これをコンタクトレンズの湾曲に沿わせて作ることに成功。その上で、メタサーフェスを通過する光のコントラストを、2型色覚の人が色を区別できるくらいまで高めた。
「提案している光学素子は超薄型で、どんなハードコンタクトレンズにも取り付け可能です。2型色覚の人だけでなく、屈折異常のような他の視覚障害の人でも、1つのコンタクトレンズで補正することができます」と、カレポフ氏は説明する。
この研究は『Optics Letters』に掲載された。
http://karapaia.com/archives/52288700.html
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
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