【映画】大ヒットの『鬼滅の刃』、グロテスクな描写に子供への影響を心配する声…ショッキングなシーンで泣き出してしまう子供も#はと★2 [首都圏の虎★]
1: 首都圏の虎 ★ 2020/10/25(日) 10:06:16.22 ID:CAP_USER9
SNSでは「良かった!」「感動した」といった肯定的な感想が多く、アニメ映画作品としてのクオリティの高さが絶賛されている。
しかし、作中にたびたび登場するグロテスクな描写について、「結構グロいけど子どもは大丈夫?」と心理的な影響を心配する声や、実際にショッキングなシーンで「泣き出してしまった子どもがいた」という声もある。
『鬼滅の刃』は、大人も楽しめる深いストーリー性を持つにもかかわらず、
小学生はもちろん、未就学児ほどの低年齢層からも高い人気があることで知られている。
しかし『鬼滅の刃』は、映画版に限らず、作中で鬼が人を無残に食い荒らしたり、鬼の首をはねるなどのショッキングな描写がたびたび登場する。
グロテスクなシーンやショッキングな映像を見た子どもに実際どんな影響があるのか。
トラウマといえば、その原因になった事柄や、それに似た事柄を再体験することによってショック反応を引き起こすというイメージが一般的にある。だが実際の反応はそれだけにとどまらず、様々な形で間接的に表れることもある。
変化が表れるタイミングや期間には個人差があるが、身体的、精神的な症状が出てくる。例えば、不眠、食欲不振、頭痛、便秘や下痢などの身体症状。悪夢を見る、怒りっぽくなる、情緒不安定になる、映像がフラッシュバック(再体験)して怯える、集中力が低下するなどの精神症状。
トラウマ体験後に表れるこれらの変化やサインは、おおむね5歳から小学生までの子どもに当てはまるもので、1カ月以上続けばPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断され、専門的なケアが必要になる場合もある。
とはいえ、『鬼滅の刃』が子どもたちに与える影響は悪いものばかりではない。子どもたちは純粋であるほど憧れのキャラクターに影響されやすく、その言動や行動、思想を観察学習(モデリング)し、意識的にも無意識的にも、自分の中に取り込んでいこうとする傾向がある。
例えば本作の主人公・竈門炭治郎が、初めは弱くても努力を重ねて成長していくひたむきな姿や、敵役の背景をも案じる情の深さ、家族や仲間を大切に思う気持ちなど、倫理観を養うために好ましい要素も多くある。
『鬼滅の刃』は多くの人々を惹きつけてやまない魅力的な作品である。しかし、子どもたちの鑑賞には注意が必要といえそうだ。
文:心理カウンセラー 吉田明日香
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★1 2020/10/24(土) 22:53:01.05
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