ヴィーガン=絶対菜食主義者、マドンナやトム・クルーズも
そもそもヴィーガンとは何か。絶対菜食主義者と呼ばれ、分かりやすく言えば「植物性食品しか取らない人」のことである。ベジタリアンは肉や魚を食べないが、ヴィーガンはそれに加えて卵、乳製品、ハチミツも口にしない。「動物から搾取しない」という考えに基づくもので、毛皮や革製品なども使用しない。
米国の場合、大人の3.3%がベジタリアンで、その46%がヴィーガンとされる(2016年ギャロップ調査)。総人口を3億人と考えると、およそ450万人がヴィーガンという計算。確かにマイノリティーではあるが、一定数存在するのは間違いない。
有名人でもマドンナ、ブラッド・ピット、トム・クルーズ、アリアナ・グランデなどがヴィーガンとして知られている。アスリートには1984年ロサンゼルス五輪の陸上競技で4つの金メダルを取るなどしたカール・ルイスもいる。受け止め方によるだろうが、いずれも不健康なイメージとは程遠い。
堀江氏の発言を考える時に、その属性を考える必要がある。同氏はグルメとして知られ飲食関係の書籍も多く出版し、和牛を世界に向けて発信するコンセプトのユニット「WAGYUMAFIA」を結成し活動を続けている。個人的嗜好からも、そしてビジネス面でも「積極的に肉を食べよう」という立場にいることは間違いなさそうである。そうした立場から、ヴィーガ ンに対する攻撃的なツイートになった可能性は考えられなくもない。
一方の岩井逹氏は「私は、いわゆるベジタリアンではありません」と話している。つまり、堀江氏から攻撃を受けたヴィーガンのサイドに立っているわけではない。アカデミックな立場から、栄養学的観点で客観的に分析する立場にあるとみていい。
堀江氏の発言について考える場合、「健康」についても定義しておく必要がある。岩井氏は1945年にWHO(世界保健機構)で採択されたWHO憲章の前文の中にある健康の定義が一般的であるとする。「健康とは病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます」(日本WHO協会訳)。そうなると堀江氏は「ヴィーガンは肉体的、精神的、社会的 のいずれか、もしくは全部が満たされた状態にない、と思う」と発言したことになる。
https://www.inshokuten.com/foodist/article/4805/
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
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