この実験では、糖質制限をして1日1,500キロカロリーしか摂らなかったグループ、バランス食で1,500キロカロリーしか摂らなかったグループで比較しています。
糖質制限をして糖質さえ摂らなければ痩せる、糖質が太る原因だというのであれば、糖質制限のグループのほうが痩せないとおかしいはずです。2年間に渡って肥満の成人の人たちを調査しました。
その結果、体重を減らす効果においても、心疾患などの病気のリスクにおいても、ほとんどその差は確認されませんでした。
つまり、糖質の量と体重に相関性はないということです。
糖質を制限することで痩せた、もしくは痩せたような気分になったというのは、例えば、シメにラーメンなどを食べていたけれどそれが無くなったことによって総摂取カロリーが減って痩せているだけです。
(略)
有名な医学誌のランセットで、どれぐらいの糖質摂取がベストなのかを調べた研究があります。この研究はなんと15,428名の食生活を25年間に渡って追いかけた観察研究です。
低糖質(総カロリーの40%以下)/ほどほど(総カロリーの50~55%)/高糖質(総カロリーの70%以上)で死亡率を比較しました。その結果、糖質の摂取量が総カロリーの50%前後の人が最も死亡率が低かったということです。
しかも、歳をとるにつれて総摂取カロリーに対する糖質の量が減れば減るほど寿命が縮むということもわかっています。
50歳の人が50%程度の糖質を摂り続けると低糖質の人たちに比べて寿命が4年も長くなります。
50歳の人のそれ以降の平均寿命を計算すると低糖質な人は+29年、50%程度の糖質を摂る人は+33年、高糖質な人は+32年という結果でした。
つまり、ダイエットのための低糖質はある意味命を削っているといえますので危険です。
狩猟採集民を調べた研究でも、糖質の摂取量はまちまちで20%程度の糖質の部族もいれば、ほとんど芋などを食べていて95%の糖質の部族もいましたが、どちらも健康面では良い状態でした。
https://daigoblog.jp/darkness-carbohydraterestriction/
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
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