ストレスの多い現代社会、悩みや不安を取り除き、心を整える”マインドフルネス”が流行している。
今回ハフポストは、禅寺の住職を務めるかたわら、精神科医として診療も行い、マインドフルネスの分野で活躍されている川野泰周さんに、
走ることで得られる3大メリットを教えてもらった。日頃、運動とは縁遠いあなたでも、ちょっと走ってみようかなと思えるはずだ。
川野先生がすすめる”心が整う”走り方
・ひとりで走る
・呼吸を一定のリズムに保ちながら走る
・足の裏の感覚に集中して走る
・ゆっくり走る
ポジティブになれる
川野先生は、走ることで前向きになれる裏付けを、脳科学(神経科学)と心理学のふたつの視点で教えてくれた。
脳科学では、走ることによる「前頭極の活性化」があげられる。
前頭極は、自分が下した決断が正しかったどうかを吟味するという、人間として非常に大切な機能を担っている部位。
ランニングなどの有酸素運動により、前頭極が刺激され、適切な判断を下す能力が引き出される可能性がある。
それだけではない。走ることによって、BDNF(脳由来神経栄養因子)の分泌が増える。
BDNFは中枢神経細胞、つまり脳神経の再生を促す因子で、その分泌を増やすことで、知的機能の改善、向上を得ることができる。
BDNFの分泌が増えることで、うつや認知症になりにくいといった研究結果もあるそうだ。
「とくに、ゆっくりとしたペースで走る”スロージョグ”は、よりその効果が高いと言われています。
早歩きと同じくらいのペースで走るLSD(ロング・スロー・ディスタンス)がおすすめです」(川野先生)
よく晴れた休日に、木漏れ日の中を走る自分を想像してみてほしい。走っているときは「私は今、カラダにいいことをしている」と感じ、気分が軽やかになるのではないだろうか。
「心理学的には”報酬効果”と呼ばれていますが、カラダのケアをしている、健康なことをしている満足感が、自己肯定につながり、前向きな気持ちになれるのです。
走ることが、身体面はもちろん、”心のご褒美”にもなるということです」(川野先生)
川野先生は、こうした裏付けをもとに、クリニックを訪れる患者さんに、治療の一環として軽いランニングをすすめているそうだ。
「うつ病の治療法はさまざまですが、適切な時期に、投薬と併せてゆっくり走ることに取り組んでいただき、回復した患者さんをたくさん見てきました」(川野先生)
https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/25/mindfulness-running_a_23464509/
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
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