http://www.afpbb.com/articles/-/3156124?act=all
健康科学大学(山梨県南都留郡富士河口湖町)健康科学部理学療法学科の村松憲准教授を代表とする研究チームは、糖尿病ラットを対象に研究を行い、足などの下半身を動かすための運動指令を大脳から脊髄に伝える配線(錐体路)が傷つくことを世界で初めて発見した。この発見は、糖尿病患者に生じる下肢筋力低下のメカニズムを明らかにするもので、今後の臨床応用が期待される。なお、この成果は神経科学専門誌『Brain Research』のオンライン版(2017年12月19日)に掲載された。
(中略)
健康科学大学(山梨県南都留郡富士河口湖町)健康科学部理学療法学科の村松憲准教授を代表とする研究チームは、糖尿病ラットを対象に研究を行い、足などの下半身を動かすための運動指令を大脳から脊髄に伝える配線(錐体路)が傷つくことを世界で初めて発見した。この発見は、糖尿病患者に生じる下肢筋力低下のメカニズムを明らかにするもので、今後の臨床応用が期待される。なお、この成果は神経科学専門誌『Brain Research』のオンライン版(2017年12月19日)に掲載された。
(中略)
■今回の発見のポイント
1.糖尿病は末梢神経だけでなく、中枢神経系をも標的とし、大脳皮質運動野と脊髄をつなぐ錐体路(配線)を傷つけることを発見した。
2.錐体路(配線)の損傷は大脳と脊髄の腰髄をつなぎ、足腰を動かす運動指令を伝えるものに最も激しく生じることを発見した。
3.配線の損傷に伴い、大脳皮質運動野の足腰を動かす領域が縮小することを発見した。
■社会的意義
1.糖尿病は脳内の配線を破壊するという全く新しい事実を示す
本研究は、糖尿病の標的となりにくいと考えられてきた中枢神経系の障害を初めて報告するものである。また、足腰を動かす中枢神経内のシステム障害は今までその原因に謎の多かった、糖尿病患者の下肢に限局した筋力低下を合理的に説明するものである。
2.糖尿病性神経障害の新たな治療対象を示す
現在行われている糖尿病の運動療法は脳機能改善を目的としたものではないが、本研究結果を元に、脳機能改善を目的とした各種リハビリテーションの必要性を示し、その開発を加速させるものである。
(リンク先に続きあり)
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
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