2017年12月16日 7時0分
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/14036555/
<ヘイセイデータ>数字で振り返る平成経済
忘年会シーズン真っ盛り。来年で30年になる平成の経済の浮き沈みの中で、お酒の飲まれ方も大きく変わりました。「1杯目市場」の覇者だったビールの没落。
甘いお酒大好きなカシス男子を生んだ「おこちゃま舌」。データには表れにくい日本酒ブームの実像。世界20カ国以上のお酒を飲み歩いたという「酔っぱライター」の江口まゆみさんと振り返ります。(朝日新聞経済部記者・篠健一郎)
■ ビール、ピークから6割減る
――ビールの消費量は1994年度がピークでした。アサヒ「スーパードライ」は87年、キリン「一番絞り」は90年にそれぞれ登場し、人気を伸ばしました。
ただ、90年代後半から右肩下がりで2015年度はピークから6割減。居酒屋に行っても「とりあえず生」という人が減ってきますよね。
「『1杯目市場』は、ビールとハイボールがパイを奪い合っています。ビールの苦みが苦手な人に、スッキリしていて飲みやすいハイボールが受けているんです。
背景にあるのは健康ブーム。ビールに含まれるプリン体や糖質を避けたいと、女性だけでなく、かつてビール党だった中年男性にもハイボールが広がっています」
「ビールの苦さを嫌い、甘いお酒を好む男性も増えています。『スイーツ男子』という言葉もはやりましたよね。そういった男性は例えば、カシスオレンジとかカルピスハイ、
生絞りグレープフルーツなどを飲んでいます。濃いめの味付けの外食に慣れ親しんだ世代で、そういう食べ物を食べ続けた結果、大人になっても、舌がおこちゃまのままなんです」
――ビールの消費量が減る一方で、90年後半は発泡酒のブームがあり、最近は「第3のビール」の消費量が増えています。
「景気悪化の影響ですね。バブル崩壊やリーマン・ショックで、外でお金を使わなくなり、飲食店が減っていきました。
本当は外で楽しく飲みたい、でもお金がないからと自宅でお酒を飲む、いわゆる「宅飲み」が増えていきました。ワンコインで買える『500円ワイン』も一時期はやりましたよね」
>>2以降へ続く
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
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