2022/03/20 08:00
週30~60分の筋トレだけで、寿命が延び病気リスクも低下する
週30分から60分の筋力トレーニングを定期的に行うと、早死にするリスクが10%から20%低くなることが、英国スポーツ医学ジャーナル(British Journal of Sports Medicine)で発表されたシステマティックレビューとメタ解析で明らかになった。
今回の研究では、健康な成人(18歳以上)を対象にした前向きコホート研究がいくつか集められ、レビューとメタ解析がおこなわれた。
メタ解析を実施した研究チームのメンバーは、東北大学大学院医学系研究科の門間陽樹(もんま・はるき)講師のほか、早稲田大学スポーツ科学学術院の川上諒子講師と澤田亨(さわだ・すすむ)教授、九州大学大学院医学研究院の本田貴紀(ほんだ・たかのり)助教の各氏だ。
メタ解析の結果、週30分から60分の筋力強化トレーニングに取り組むと、あらゆる原因による死亡、心血管疾患、がん、糖尿病のリスクが10~17%低下することがわかった。
ただし、ここで言うがんは、すべての種類のがんを包括したものだ。大腸がん、腎臓がん、膀胱がん、すい臓がんなど、特定のがんとの関連性は見出されなかった。
筋トレによる効果は、週およそ60分で最大になると見られる。それ以上に増やしても、効果の増大は、相対的にそれほど大きくはならなかった。
効果がより高まったのは、週30分から60分の筋肉強化トレーニングに加えて、長さに関係なく有酸素運動を行った場合だ。これにより、早死にするリスクが40%、心臓病のリスクが46%、がんによる死亡リスクが28%低下した。
筋トレをすれば寿命が延びると言われたときに、それほどの驚きはないだろう。筋肉を鍛えることは、さまざまなかたちで心身にメリットをもたらす可能性がある。
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
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