純カフェインまたは高濃度カフェインを含有するサプリメントの販売を禁止すると発表した。
違法に販売されている製品についても「市場からなくすための準備はできている」としている。
規制の対象となるのは、
消費者に直接バルク(個包装されていない状態)でまとめて大量に販売されている粉末状または液状の純カフェイン、
または高濃度カフェインのサプリメント。カフェインが含まれる医療用の処方薬や市販薬、
昔から飲まれているカフェイン入り飲料などの一般的な食品は、規制の対象外となる。
FDAは2014年、
カフェインのサプリメントの過剰摂取に関連したそれまで健康だった男性の死亡例が2例報告されたことを受け、
2015年および2016年に純カフェインまたは高濃度カフェインのサプリメントの摂取によるリスクについて注意喚起を行っていた。
FDA長官のScott Gottlieb氏は、プレスリリースで「以前からさまざまな対策を講じてきたにもかかわらず、
純カフェインや高濃度カフェインはサプリメントとして消費者に販売され続けてきた。
しかし、これらの製品の中にはひと箱に数千回分に相当する大量のサプリメントが入った状態で販売されているものもある」と説明。
その上で「こうした製品を摂取すれば活力が得られると信じてスポーツ用ドリンクに混ぜて飲むなど、
危険を伴う方法で摂取している若者は少なくない。
また、個包装になっていないため計量が難しく、過剰摂取や乱用のリスクもある」と指摘している。
FDAによれば、高濃度カフェインの液状サプリメント2分の1カップに含まれるカフェインは約2000 mg、
粉末状の純カフェインの場合はティースプーン1杯に含まれるカフェインは約3200mgで、
これは20~28杯分のコーヒーに含まれるカフェインに相当する。
粉末状の純カフェインの場合、テーブルスプーン2杯足らずでほとんどの成人の致死量に達し、
小児の場合にはより少ない量でも死亡する可能性があるという。
なお、安全なカフェインの摂取基準は200mg(液状の高濃度カフェインでティースプーン2.5杯分、
粉末状の純カフェインで16分の1杯分)とされている場合が多い。
関連ソース画像
毎日新聞「医療プレミア」
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20180420/med/00m/010/018000c
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
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