もし効率的にトレーニングをこなし、自己ベストを更新したいのであれば、これ以上の方法はないかもしれません。
欧州スポーツ科学ジャーナル(European Journal of Sports Science)誌に掲載されたこの研究では、筋肉に抵抗(レジスタンス)をかける動作を繰り返し行う運動…いわゆる「レジスタンストレーニング」を受けた成人における、トレーニング頻度の違いで最大筋力(筋肉の力の最大値)、筋肥大(筋肉の増大)、およびジャンプパフォーマンス(跳躍力や爆発力)への影響がいかなるものかが調査されました。
研究の参加者はスクワット、デッドリフト、スプリットスクワット、ブルガリアンスプリットスクワットなどの4つの複合(多関節)トレーニングで構成される、8週間のトレーニングに参加。そこで「低頻度」と「高頻度」2つのグループに分けられ、低頻度グループは週に1回のセッションで全てのエクササイズを実行し、もう1つの高頻度グループは週に4回のセッションに分けてエクササイズを行いました。
トレーニングプログラムを始める前には、参加者全員の最大筋力(最大スクワット1回)、筋肉量、外側広筋(太ももの側面に沿って走る筋肉)の筋肉の厚さ、およびジャンプの高さのベースラインを測定。そして8週間のトレーニングプログラムを終えた後に、参加者の状態やパフォーマンスが再度測定する流れで行われました。
またこの研究では、8週間にわたって徐々に強度とボリュームを増加させるトレーニングプログラムで実施。重量は12RM (=Repetition Maximum。最大反復回数のことで、ウエイトを持ち上げられる最大回数。つまり、13レップはできないが12回はできる最大負荷)の重さから始まり、徐々に6RMまで増加させます。また1回のトレーニングのセット数も、4セットから5セットへと増やしていきました。
また、参加者は全てのセッションで指導を受け、セッションを欠席した場合には後でそれの分を実施し、進捗状況を記録するように指示されました。
両グループともに、スクワットの1RMにおける最大筋力が有意に向上しました。筋肉の厚みに関しても両グループで増加が見られ、その間には有意な違いはありませんでした。また、ジャンプパフォーマンスも両グループで向上がみられ、これも同様に有意な違いはありませんでした。
ですが、高頻度のトレーニンググループは低頻度のトレーニンググループと比較して、筋力向上が大きくなっている数値が導き出されたのです。
研究チームはこの結果を踏まえ、トレーニングのボリューム、特異性(運動の種類)、および神経筋適応(最大筋収縮の改善)など、その違いに影響を与えた可能性のあるいくつかの要因のもと議論を行いました。
そしてその討論の結論として、「最大筋力の向上には、トレーニング頻度が高いほど有益である」という可能性を示唆し、これは、「複数のトレーニングセッションが、神経適応に対する累積効果をもたらすためである」としています。
そしてこのチームは、研究の結果に対する潜在的な制約や問題点を認め、それらを開示しています。
それは、筋肉量の測定には信頼性の低い「生体電気インピーダンス法(身体への電気の流れやすさから体組成を推定する方法)」を使用したこと、さらに研究の参加者の一部が脱落したことによるサンプル数の少なさ、が報告されています。(以下ソースで
ソース ダイヤモンドオンライン
https://diamond.jp/articles/-/345047
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
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